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メキシコのお盆「ディア・デ・ムエルトス」 2022・11・09

こんにちは!看護師の小原です。昨晩は442年ぶりの皆既月食と天王星食のダブル天体ショーで空を見上げた方も多いと思います。雲一つない綺麗な夜空でまたそれほど寒くなくとても綺麗に見えましたね。442年前、あの織田信長もこの日だけは心穏やかに夜空を眺めていたのでしょうか。
 
さて、11月1日、2日はメキシコのお盆に当たる「ディア・デ・ムエルトス(死者の日)」でした。このルーツはアステカ時代から。
映画「リメンバー・ミー」そのもの。オフレンダという祭壇を作り、写真を飾りマリーゴールドのお花を沢山飾ります。マリーゴールドの香りと綺麗な色がこちらの世界への道しるべになります。そしてカラベラスという故人の名前入りのお砂糖で作った可愛らしいガイコツちゃんを飾ります。メキシコは骸骨を祖先の象徴をとしてとても大切にしています。そしてさすがラテンの国!ガイコツちゃん達の可愛いことlovely全てにおいてカラフルで派手!派手にすればするほど故人が喜ぶとされています。
もう一つ「パン・デ・ムエルトス」という骨の形を乗せたパンも飾ります。
お水とお塩、ロウソク、故人の好きな食べ物や飲み物、フルーツをお供えし、メキシコの国花のダリアのお花、パペルピカドというカラフルな切り紙の旗を飾れば完成!
今年もタロウともーちゃん、メキシコ人の友人の写真とカラベラスを飾り、お盆の準備は整いました。きっとみんなこちらの世界に帰って来てくれたと思います。
 
モレソースというカカオや色々なスパイスの入ったチョコ風味のするソースをかけたチキンや、タコスをお供え。
タコスは、日本で人気の物はテクスメクスと言ってアメリカ発祥のメキシコ風タコス。本当のメキシコのタコスとは少し違うのです。メキシコのタコスはあまり辛くなく素材の味を重視、サルサ・メヒカーナという玉ねぎとトマト、ハラペーニョ、パクチーのみじん切り、ライムを混ぜたものとアボカドで作るワカモレと言うものと一緒にお肉などをのせて食べます。トルティーヤ生地は小麦粉でなくトウモロコシの粉のマサ粉で作るのです。このサルサ・メヒカーナ。とてもさっぱり、少し辛いくらい。お肉やサラダ、お魚なんにでも合う万能ソース。私はハラペーニョの代わりに青唐辛子を入れて作ります。
 
このオフレンダの他に、みんな死者の日メークをしパレードもします。今年は3年ぶりに開催。表参道から原宿を10月29日の土曜日に行いました。機会があったら、来年このパレードをご覧になると面白いと思います!
さて今年も無事このお盆も終わり、クリスマスの準備へと入ります。
 
寒くなり、インフルエンザ、コロナが心配な時期に。皆さん、健康管理に注意しあと2ヵ月今年を元気に乗り切りましょう!