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メキシコの伝統料理「チレス・エン・ノガダ」 2020・08・12

こんにちは!看護師の小原です。
立秋が過ぎたとはいえ、残暑厳しく、私の子供の頃では考えられないくらいの気温になっています。
今年は、外出を控えていたせいか、暑さに慣れていないうえに、マスクをしているので、この暑さ身に応えます。
どうぞ、皆様、水分を小まめにとり、熱中症にはお気を付け下さい。
 
さて、今回はメキシコの伝統料理を一つご紹介いたします。
「チレス エン・ノガダ Chiles en nogada」
9月16日のメキシコの独立記念日の頃だけの期間限定のお料理です。
ノガダとは、スペイン語で「クルミの木」という意味。ポプラノという少し大きめの唐辛子(チレ)の中に、
ひき肉やトマト、野菜のみじん切りを色々なスパイスと一緒に炒め、リンゴの角切りも合わせて
この唐辛子に詰め、卵を付けて揚げます。揚げずにそのままという人もいますが、私は揚げたタイプが大好き。
チレはしっかりとした大きさで、程よい辛さ。日本では、なかなかこのポプラノと言う、大きいチレが手に入らず、
日本で作るのは、大変なようです。
牛乳や、生クリーム、クルミ、リンゴ、チーズなどで作った甘めの白いソースをかけ、ザクロのトッピングをして、完成!
ザクロがとても大事なアクセントで、メキシコではザクロが9月頃にしか取れないので、この季節限定のお料理というわけです。
チレの緑、クリームソースの白、ザクロの赤で、メキシコの国旗を表しています。
とても、手間がかかるお料理ですが、メキシコ人が大好きなSOUL FOODなのです。
 
このお料理の話を聞いた時は全く味の想像がつきませんでした。
初めて食べたときの、私のびっくりする顔をメキシコ人の友人は、楽しみにしていました(笑)
食べたことのない味でしたが、病みつきになる美味しさ!!
「辛甘」と言われたのですが、チレが辛いだけで、中に詰まっているお肉は辛くなく、とてもスパイシーで
とても美味しく、甘いソースはまたフルーツやクルミの濃厚な濃くがあり、
トッピングのザクロの酸味と、つぶつぶの食感がまた楽しいheart04どれか一つでも欠けると成立しないお料理。
 
メキシコ料理=辛いというイメージがあると思いますが、それはテックス・メックスというメキシコ風アメリカ料理で、主にテキサス州のお料理です。
本当のメキシコ料理は、お豆など素材の味を大事にする、体に優しいお料理が多いのです。
そして、サルサ・メヒカーナというトマトや、玉ねぎ、パクチー、チレ、ライムが混ざったソースや、他のソースでで自分好みの辛さにしますが、サルサ・メヒカーナもとてもさっぱり美味しいです。決して、辛すぎる事はありません。
 
今回は、コロナでなかなか外食できないので、メキシコ人のシェフの友人から「チレス・エン・ノガダ」が届き、更に、別の友人シェフからも、フリフォーレスというお豆を煮たもの、ティンガーというチキンの甘辛煮、チキンスープで炊いたメキシカンライス
更に大好きなサボテンステーキが届きました。サボテンはアロエに似たお味です。
ちょっとした記念日のお祝いに思いがけず、美味しいメキシコ料理が自宅で味わえましたlovely
 
皆さんもチャンスがあったら、是非一度「チレス・エン・ノガダ」に挑戦してみて下さい!
想像をはるかに超えた、びっくりするほどの美味しさですsmiley