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カピロターダというスイーツ 2021・03・22

こんにちは!看護師の小原です。
桜が咲き始めました。病院の前の甲州街道の向こう側に、大きな桜の木が一本あります。
毎年見事に咲くので、楽しんでいます。味の素スタジアムの通りなどこの辺りは桜の木が多く、
人も少ないので、安心して桜が見られるでしょうね。
 
「カピロターダ」というスイーツを作ってみました。教育テレビの「グレーテルのかまど」という番組でも紹介されたメキシコの、ある特別な日に頂く伝統スイーツです。
これは、イースター前の40日間の間の金曜日にだけ食べるといういわば、期間限定スイーツ。
パンプティングのようなものです。
 
イースターの前の40日を、キリスト教では「レント」と言い、スペイン語では「クアレマス」と言います。
メキシコはカトリック教徒の多い国で、カトリックの習慣をとても大切にしています。
カピロターダは、揚げたり、焼いたフランスパンを黒糖、シナモン、クローブ、トマト、玉ねぎで煮たシロップにつけ、揚げたバナナ、クルミ、アーモンド、レーズン、パルメザンチーズをトッピングしてオーブンで焼いた甘くてスパイシーなとても美味しいパンプティングです。
そして、このカピロターダの食材一つずつに、それぞれ大切な意味があるのです。
フランスパンはイエス・キリストの体。シナモンは十字架、パルメザンチーズはイースターの前のキリストの体を包んだ白い布などなど。
せっかなので、カフェ・デ・オジャというメキシコのシナモンコーヒーと共に。コーヒーにシナモンと黒糖の入った甘くてスパイシーな、とてもホッとする美味しいコーヒーです。
オジャとはお鍋の意味で、昔はお鍋に一日分を作り、飲むたびに温めて飲み、ホッと一息ついたそうです。
日本はお彼岸なので牡丹餅を作ったり、カピロターダを作ったりと、これでは痩せるはずないなと、ダイエットを諦めたので、大変なことになりそうです(笑)