映画「いのちのスケッチ」 2019.11.23

こんにちは!看護師の野田です。
すっかり冬の到来ですね~うちはこたつを出しました!
猫達はこたつの中にいることが多くなるので、猫が見当たらないことが多くなりそうです(笑)
 
先日、「いのちのスケッチ」という映画を見てきました。
この映画、実は私の出身地でもある福岡県大牟田市が舞台なんです!実際にある大牟田市動物園がモデルになっており、撮影も大牟田市が全面協力し、大牟田市動物園で撮影も行われました。
 
大牟田市動物園は昭和16年開園で、小さい頃から家族でも何回も行き、学校行事でも行きとても慣れ親しんだ動物園です。
小さい頃は大牟田市動物園の飼育員になりたかったんです。
私が上京する前は随分とすたれてしまった動物園という感じになっていました。
上京後、久々に動物園を訪れると私が小さい頃に行っていたように活気に溢れる動物園に生まれ変わっていました。
 
映画の中でも、集客が少ない事で色々とスタッフが奮闘する姿が描かれています。
復活を遂げた1つにハズバンダリートレーニングというものがあります。
「動物を安全で健康的に飼育するために、治療や投薬を行いやすい体勢を覚えさせるトレーニング」
と調べると書いてありますが、具体的にはピンときませんよね!?
 
動物園にいる野生動物(特に肉食獣)は直接触れ合うことはありません。
しかし、日々の健康管理で重要なのは体重管理だと言われています。しかし体重計に乗せるのも大変なことなのです。警戒心の強い動物たちにストレスなくエサを使いながらオリ越しに誘導することは根気のいるトレーニングです。
「いのちのスケッチ」の映画でもヒョウの体重測定の様子が見れます。
 
「いのちのスケッチ」でも大きく描かれている、ライオンの無麻酔下での採血です。
オリの外からしっぽを出してそこから採血をするのですが、こちらはしっぽを道具を使って触るだけでも根気のいるトレーニングで、映画の中でもなかなかうまく行かず飼育員の葛藤が描かれています。
猫ちゃんを飼われている方は安易に想像できると思いますが、しっぽはとても敏感で触られるのを嫌がる猫ちゃんも多いと思います。
少しずつしっぽを触らせてくれるようになり、時間をかけ刺激にも慣れさせつつ、トレーニングもライオンに負担をかけないペースで進めていきます。なかなか思うように行かずすごく大変なことだと思います。映画の中で無麻酔下の採血が成功した時にはまるで自分がそこにいるかのように思わず拍手しそうになりました。
しかも、大牟田市動物園ではライオン・トラ・マンドリル・サバンナモンキーの無麻酔下の採血は国内初ということでした!!
こんな田舎にある動物園が国内初のことをしたのだから、とてつもないことなんだということを改めて感じました。
 
病気にさせないことが1番重要ですが、早期発見早期治療を目指しているのは私達ペットに対しても同じことが言えると思います。
 
地元に住んでるとなかなか気づけない大牟田市の素晴らしい風景も見ることが出来て、本当に胸が熱くなる映画でした。
離れてみて大牟田のいいところ、すごいところを改めて感じた映画でした。
 
 
 
 


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