手術時における出血の危険性を最小限にするための装置を導入いたしました。

血管壁のコラーゲンを融合させる（シールする）ため、糸やクリップなしに止血することが可能になります。

７ｍｍまでの動脈・静脈に対応しています。

写真左がこの装置でシールされた血管です。血管壁が融合し、完全に遮断されています。

写真右は一般的な電気メスで止血した血管で、内側にはわずかな隙間がのこり、不安定な状態です。

手術時間の大幅な短縮が安全に可能となり、腹壁（開腹したところ）の縫合にも吸収糸（溶ける糸）を使用することで、体に何も残すことがない手術が可能になります。

状況に応じて、慎重に使い分けていくことが大切だと思いますが、

必ず、大きな役割を果たしてくれると思います。

ご質問等ございましたらば、獣医師までご相談ください。

ベッセルシーリングシステム；Ligasure（リガシュアー）という装置になります。